11月2日配信 中国共産党や、その幹部選抜法、日本の公務員の合理化についてなど
こんにちは、AIです。
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今回ご紹介したニュースはこちら
・中国:文化統制を強化、鮮明に(毎日新聞)
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今日は小春日和ですが、凍えるような日が徐々に増えてきましたね。
・中国:文化統制を強化、鮮明に(毎日新聞)
さて、今回ご紹介したニュースは、中国共産党の第19回党大会(10/18~/24)のもの。
古いニュースですねって?
はい。わたくしどうもニュースを起点にあっちこっちへ興味が行ってしまうので
ニュースとして新しくはないかもしれません。
ただ、できましたらそうした中で、
あなたに新しい発見をもたらす話、もっと知りたくなる何かがあればうれしいです。
さて、中国共産党に関していろいろ見ていたところ、
前回大会(2012)の後に書かれたものは、結構党大会のガイドブックといえる冊子を参考にしたりしているものもありました。
それまでの5年間を振り返る報告に関するものです。
見ていると、専門家も党大会中はそれぞれの細かい発表について書き、ガイドブック発行後から19回をまとめる解説が増えています。
専門家だから(であっても)かなり注意深くしていらっしゃるのが見え、
あれだけ大人数の国ですから同じ言葉であっても解釈の違いによって大きく変化するのかもしれません。
調べていたからわかったことですが、
つまるところ、私ごときが付け焼刃に今回大会について語りたくても、共産党の動きなんて全体像もわからず厳しいわけです。
なので、今回の配信では既にこれまで出ているものと、純粋な数字から追ってみました。
中国共産党の党大会での報告ガイドブックが販売されたというニュースの日本語版についての記事が10月28日。
報告演説が18日ですから10日前後で印刷まで整えているのでしょう。
前々から準備していたのでは?とも思いますが、
だとすると報告の内容をどのくらい厳格に隠しているのだろう?
なんて思ったりします。
どう思います?だって、中国共産党のガイドブックです。
日本語版はともかく、共産党のテキストとしても扱われるそうなので、
入党しようとする方々も購入されるでしょうから、対象人数膨大でしょうし。。。
前々から準備していないなら、それだけ大量に早く印刷を行える規模にクラクラとしますし(どれだけ大規模な印刷所があるのでしょう)、事前準備しているならこの大イベントで内容が漏れないのが見事だなと。
中国党大会を理解するためのガイドブックが刊行
人民網日本語版 2017年10月28日
さて、まずお詫び。
配信内で中国の人口についてご紹介した際、
判明した共産党員の人数などが2016年のもので判明したため、2016年の世界人口白書のデータに変えたのに、2017年と言ってしまいました。申し訳ありません。
国連日本事務局 2016世界人口白書 より
「中国人口 13億8230万人」です。
2017年は、「14億950万人」
・・・・本当にこんなに増えているのでしょうか?
国連日本事務局 2016 世界人口白書
http://www.unfpa.or.jp/cmsdesigner/data/entry/publications/publications.00044.00000006.pdf
国連日本事務局 2017 世界人口白書(英語版)
http://tokyo.unfpa.org/sites/default/files/pub-pdf/EN_WEB-READY_SWOP%202017%20report_2.pdf
「2016年共産党員 8944万7000人」数字は、以下より。
NHKの徹底解剖!中国共産党/共産党員とはNHK NEWS WEB
2017.9.25
共産党員の人数的な割合でさらに気になったのが、上記ページの中で以下の部分。
「習指導部の発足前、年間300万人を超えた新規入党者は、2016年では年間191万人に減少する一方、大学卒業者の割合が高まり、中国社会のエリートという性格が一層強まっています。」
配信でご紹介した以上に中国の様々な団体を指導する共産党員の総数ピラミッドの角度が急になっています。
大小様々な簡単に300-191で109万人となります。
何らかの形で習近平さんが総書記になってから、汚職や中国共産党の党規律違反などで処分を受けた人が5年で134万人(NHK 州指導部の反腐敗の5年より)ほどいるということですから、それまでのポストに新しい共産党員がすべてスライドすることはできなかったのではないかと、単純な数字をみると思います。
習指導部の反腐敗の5年/徹底解剖!中国共産党大会
NHK NEWS WEB 2017.10.18
エリートが党員に増えるとどうなるのか?
また、残りのポストは共産党員でない人にわたったのか、
統合・兼務にされたのか、ポストそのものがなくなったのか?気になりますね。
なお、この処分された方々、どんな割合で収賄・規律違反であったのか?
規律違反というのは、考え方の違いともいえるわけなので、外部から見たら必ずしも悪いことをしているとは言い難いですよね。
あくまで党の規律違反ですから。
日本国際問題研究所の 角崎信也さんによるコラムにここ数年のグラフがありました。
『China Report』Vol. 6 習近平政治の検証③ :「反腐敗」
習近平さんが総書記になったのが2012年で、首相になったのが2013年。
収賄の方の処分数にはさほど変化がないようですが、
党の規律違反の伸びの角度!
どれだけ党上層部の権力集中の度合いが激しいのかと思わせられますね。
NHKのページ、党大会以後も、関連のことが更新されていますので、
興味のある方はぜひご覧になってみてください。
順番が前後してしまったのですが、2011年の中国の映画スクリーン数は、
以下よりとっています。
EMERGING MARKETS AND THE DIGITALIZATION
OF THE FILM INDUSTRY
An analysis of the 2012 UIS International Survey of Feature Film Statistics
2013.8
ユネスコの映画関連のデータは、以下のアドレスに2つあります。
1つは今回使用した2013年のもの。
もう一つは前回インドの言語別映画制作数などにも利用した2015年のものになります。
中国の俳優さんのギャラの抑制などに関しては、こちらに数字がありました。
NNA ASIA 2017.9.25
TVドラマの俳優ギャラ、制作費の4割まで - NNA ASIA・中国・マスコミ・出版・広告
配信でご紹介した各国の放送番組の相場観(ちょっと古いですが・・)は以下からご紹介しています。面白いですよね。現在はどうなっているのでしょう。
わが国の放送番組海外販売と世界の番販統計に関する現状
内山 隆1 2012
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/icp_review/05/uchiyama2012.pdf
個人的には、最近TVをみるとネット画像を紹介する企画などが増え、こうした番組は制作費が少なそうだけれど売るためのお値段もあんまりなんだろうなあと感じたり。。。
ネット配信を紹介する番組などは、販売する際の権利関係どうなるのでしょうね。
のほほんとしていると、ヨーロッパや日本の人口減少ばかりが目につくように思うのだけれど、いろいろ読んで参考にさせていただいている中で、東洋経済ネットのこの文章が目に留まる。
「2050年までには現在から2億5000万人も減少すると試算されている」
この辺りは配信で言っていないのだけれど、
習近平「一強」の独走体制ににじむ中国の焦り 7人の新最高指導部が選別された舞台裏 東洋経済ネット 平和外交研究所代表 美根 慶樹 2017.10.28
すさまじいほどの人口を抱える中国ですら、約30年後に2億5000万人が減る。
確か一人っ子政策の影響もあって男性の比率がかなり高かったんじゃなかろうか(ここはうろ覚え)
2050年、日本の人口は1億人を割っているといわれます。
以下の国土交通省の資料によれば、9515万人で、高齢者率は39.6%。
「国土の長期展望」中間とりまとめ概要
国土交通省 国土計画局 国土審議会政策部会長期展望委員会 H23.3.21
http://www.mlit.go.jp/common/000135837.pdf
日本に比べ大人数というのは変わらないけれど。。。
どうなるのでしょうね。
新チャイナ・セブンの序列については、以下の記事を参考にさせていただきました。
Newsweek日本版 東京福祉大学 国際交流センター長 遠藤誉 2017.10.27
組織図に関しては時事通信の記事を参考にしていました。
政治局員の人数は、産経新聞を参考にしました。
と、いうのも24人、25人と2パターンあり、どうも習近平さんを入れるか入れないかっぽいのですが、
様々な記事で奇数にして多数決が別れるようにするという決まりの紹介があったこともあり、配信では25人と紹介させていただきました。
「習派」大挙中央委員に=胡前主席側近は退任-中国 2017.10.24
新指導部、目立つ習近平派登用 元部下や大学同窓生も
2017.10.25 産経新聞
日経新聞 2017.8.31
こちらは女性問題について。
配信ではお伝えしていませんが、ご興味があれぜひ。
Newsweek日本版 2017.10.29
なお、こちらも配信では言っていないのですが、
ぼーっと習近平さんのプロフィールを見ていたら、「横穴式住居」という記載がありました。歴史の教科書で、竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)というのは記憶していても、横穴式とは?
と、調べてみたら、産経新聞さんの記事に写真がありました。
文革の際に農民として働くために過ごした住居は、横長の倉庫に細長い部屋がいくつも差し込まれたような部屋がついていて、それが横穴式住居なのです。
お手洗いとかは共同だったのか、そもそもあったのかなども思えてしまうのですが、
家とはなにかと、ふと。。。。
藤本欣也の中国探訪
ブームに沸く“聖地”梁家河村 「泥だらけの青春」を過ごした習近平氏 男泣きのワケは? 産経新聞 2017.9.1
文化大革命について興味のあるかた、
よかったらこちらの本を手に取られてみてください。
私にとって、忘れられない一冊です。
ネット検索だとアマゾンの中古がすぐに出てくるので、講談社のサイトより。
マオ 誰も知らなかった毛沢東 ユン・チアン ジョン・ハリデイ|BOOK倶楽部特設サイト|講談社BOOK倶楽部
中国の幹部選抜制度の変遷については、以下を参考にさせていただきました。
配信でご紹介した3章以外も今回の党大会の前のものにはなるのですが、様々な角度から見る中国が見られると思います。読み応えがあり、非常によいレポートと思います。
ぜひ読まれてみて下さい。
平成28年度外務省外交・安全保障調査研究事業
国際秩序動揺期における米中の動勢と米中関係 中国の国内情勢と対外政策
平成29年3月 日本国際問題研究所
第3章 中国の幹部任用制度をめぐる政治 高原 明生
以下<>部11月8日追加
<配信とブログ作成が終わり気を抜いていた11月7日、週刊現代さんで、以下の記事が出されていました。前述の高原さんの胡錦濤さん時代の選抜人事から、以下の個人面談への変遷をお伝えしたかったなぁと思いますが、こればっかりは仕方がありませんね笑。タイミングですから。
文章はやや急いでいるように思いますが、この最新の人事選抜は、知りたくて見つけられない情報でした>< 皆様にも興味深いものではないでしょうか。
週刊現代 恐ろしき習近平式人事…!究極の「お友達内閣」はこうして作られた
近藤大介 2017.11.7
>以上、11月8日追加。
配信ではとてもここまで行けなかったのですが、合わせ日本はどうかな?って
調べていたらすさまじいデータが出てきました・・・
リストラ・・・異動???
公務員が安泰って今もでしょうか?ぜひご覧になってみてください。
平成27年度から平成31年度までの定員合理化目標数について(内閣人事局長通知)
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/satei_02_03.pdf
各府省の業務改革の取組及び機構・定員への反映状況(概要)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/gskaigi/dai15/siryou4.pdf
*上記アドレス、内容のPDFのサイズがめちゃめちゃで見づらいですが、思わず読み込んでしまう内容です。
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さて、そんなこんなをご紹介している「ニュースに、ひとこと。」
よかったら聞いてみてくださいね。
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