12月10日配信 ARとVR 幻肢痛治療/国別の映画館料金比較/インド映画の第一言語について
こんにちは、AIです。
「ニュースに、ひとこと。」では、12月10日の配信を行いました。
本日の配信ニュースは以下になります。
・ARを用いた治療が、幻肢痛を和らげる?
・「下高井戸シネマ」ご紹介
・Voicyパーソナリティーオーディションについて(〆切12月17日、詳細voicy.jp)
で、もちろん私の番組ですから、そのまま素直に終わりません。
このまま何も読まずにVoicy(無料ラジオアプリ) のダウンロードをしてくださる方は以下をクリック。
今回の補足情報がほしい方は、そのままお読みください。
音声はこちらです。
#21-
さて、
・「ARを用いた治療が、幻肢痛を和らげる?」
では、
記事の紹介から、
幻肢痛の発生割合、ARではなくVRでの治療を試みている日本の研究をご紹介
・「下高井戸シネマ」ご紹介
では、最新の国際的な映画料金(日本円換算)、長編映画製作本数比較、
また、憲法上22言語あるといわれるインドの言語比率と、言語別映画の製作本数
を比較。
大変面白い結果になりました。
え?まだ聞いていただく気にならない?
聞いたけど、もうちょっと知りたい?
うーん。
では、私が換算したり並べ替えたりしたデータなどはありませんが、
今回の放送で使った、使わなかったにかかわらず、参考にさせていただいた
サイトについてご紹介していきます。
なんで全部を出さないって?
それは、もちろんVoicyで聞いていただきたいからです。
それに、情報は、常にだれかの労力でできています。
私がポンと出してしまうより、
調べていくうち、あなたなりの別の見え方が見えてくると思うのです。
同じことへも、違う見方をしている人と話すって最高です。
もちろん、いつか会わないかもしれません。
でも、あなたが新しい捉え方をして、いつか何かについて話すことができたなら、
それってすごく楽しい会話時間だと思いませんか?
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・「ARを用いた治療が、幻肢痛を和らげる?」
さて、メイン記事でご紹介したAR治療を考案したのが、Catalan博士
TEDはじめ、いろんな所で講演をなさっている方なんですね。
穏やかそうなお顔の博士です。
http://www.chalmers.se/en/staff/Pages/max-jair-ortiz-catalan.aspx
ペインクリニック2010学会誌で、「幻肢痛の脳内メカニズム」
という総説から、幻肢痛について簡単にご紹介させていただきました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/17/1/17_1_1/_pdf
また、VRの治療法というのが、ARと比較させていただいた治療法なんですが
(VRとARの違い、わかりますか?ちゃんと番組内でサラリと触れさせて
いただいています)、なんと日本の技術なんですね。
しかも、これは今年の9月発表。ほやほやですね。
東大の先生や、畿央大学の先生が研究チームを作っていたようです。
後で気づいたのですが、この治療法にかかわってる先生、
上記の「幻肢痛のメカニズム」をまとめていらっしゃるおひとりでした。
こちらが、英語版でのVRの治療法に関する論文・・・
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ejp.910/abstract
臨床件数がわからなかったのですが、これ以上の深堀りはシテオリマセン。
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・「下高井戸シネマ」ご紹介
こちらが、ご紹介した下高井戸シネマのHPになります。
名画座って、いいですよね。
私のとっておきに好きな映画の一つは、神保町の岩波ホールでかかっていた
8月の鯨。最初にビデオで観たのが小学生のころ。数年前に、岩波ホールで
記念上映をしたときは、大喜びで見に行ったものです。
夏の海に鯨が来るのを、老いた姉妹が気持ちをすれ違わせつつも寄り添って待つ
滋味のある映画なんですけれど、
盲目の老女をベティ・デイビスが演じていて、彼女が花を掴んで愛でるシーンが
胸をつかれてとても好きです。
ま、それはそれとしまして、
映画って結構いいお値段がするわけです。
日本の映画代、日本人自身としても高いと思うのだけれど、
実際どうなのかな?と、調べたのがこちら。
ユネスコの「ダイバーシティー アンド ザ フィルム インダストリー」
2016年3月版
元がUSドル換算なので、日本人としてはわかりずらい。
そして、USドル換算のはずなのに、2012と2013のデータで
「アメリカ&カナダ」(日本や、フランスなどは国別に分かれていますが、
アメリカとカナダはなぜかセット集計)というデータは、同額ではないのです。
アメリカで映画代が上がっているのかどうか。。。??
理由がさっぱりわかりませんでした。
USドルが基準なら、ふつうは値段変わらないと思うのですが。。。。
私の読解力もかなり怪しいものなので、
もし謎解きができる方がいらっしゃいましたらお知らせください。
番組では、各年で日本の映画代に近い額を換算。
日本円で各国別の金額ランキングをご紹介しました。
そして、制作本数からみるインド!
ボリウッドと言われ、映画産業花開くインド。
国勢調査から、インドの母語の割合を確認(インドの公用語はヒンディー語、
言語別に制作された映画の本数と比較。
インドで、映画という娯楽にお金を出せる人達(またはスポンサーが多い人達?か、
その言語利用者向けの映画館が多いって可能性もありますが)が、言語別に見ると
びっくりだったのは、国勢調査で使用者が一番多いヒンディー語での制作が
1番でないことですね。詳細はぜひVoicyでご確認ください^^
いろいろあって、非常にたくさん調べていましたが、面白、お役立ちデータ
満載でした。
特におすすめ(?)と思うリンクもご紹介しておきますね。
一部、インドでの雇用や出張やご接待にも役に立つかも。
2011年のインドの国勢調査
インドでは、10年ごとに国勢調査を行っています。
ちなみに1997年の言語割合(母語の自己申告)も確認したのですが、
さほど割合に変化ないようでした。
http://www.censusindia.gov.in/
国土交通省資料 インド人について
そこまで長い資料ではないのですが、これは接待の方、また飲食店の方などに
おすすめかも。インドの一部宗教では根菜が食べられないなんてご存じでした?
インドの方の接遇の注意点や、参考の御飯ご案内ルート笑なども書かれているので
ぜひ参考になさってください。
http://www.mlit.go.jp/common/000116966.pdf
国土交通省データベース
海外建設・不動産市場データベース
このページは素晴らしかったです。
細やかに出典付きのデータがあるだけでなく、建設・不動産関係の労働者の
都市別の月給・年収目安(USドル換算)が、経験3年レベル~熟練工まで3パターン
で載っています。
インドは、格差が激しい国とのこと、番組内での給与目安はこちらを活用させていただきました。
最近の日印関係・インドのざっくり外務省データ
パワポで数枚にまとめられているので、簡単に知っておくのにヨシかと。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000147456.pdf
相模女子大学のページで、
松本勝久さんという司書課程の先生が書かれているブログです。
インド関係の先生ではないのですが、とにかくお好きなようです。
出典がきちんと記載されており(ご職業柄ですね)
信憑性が高いと思います。読み込むととても楽しいです。
言語の割合については1997年の国勢調査を使われています。
文部科学省のEduーport日本より
三菱総合研究所の国別分科会資料 インド
インドの学校教育制度が詳しく、わかりやすく載っています。
番組では学校制度について特にご紹介しませんでしたが、
こちらの資料がとても良かったのでご紹介させていただきます。
https://www.eduport.mext.go.jp/pdf/programs/country-subcommittee/scs1/csc1_india.pdf
さて、こちらのブログ、いかがだったでしょうか?
Voicyで放送している「ニュースに、ひとこと。」
よかったら聞いてみてくださいね。
12月4日配信 パナソニックLED5年保証開始・LEDと白熱電球の出荷現状など
こんにちは、AIです
東京は、最近、夜になると雨が降る日が増えたような気がしています。
今日のVoicyでの配信では、以下のニュースを紹介。
今日は、参考にした一部のリンクを張り付けてみます。
(一応いつも結構調べて頑張っているのですよ)
・パナソニックがLED電球に対し5年の長期保証、期間内無償交換を開始
・八景島シーパラダイス経営会社が、4年後に台湾の桃園で水族館開館予定
・京都で和ろうそくの伝統を継ぐため、ハゼノキ栽培プロジェクト
・ビッグバン直後、光は光速より早かったかもしれないことを証明するスペクトル指数発見
今回のブログ内容は長くなるので、まずはアプリの宣伝を。。。(笑)
以下から無料のラジオアプリのVoicy をダウンロードをしていただけますと、
視聴いただくことが可能です。よかったら聞いてみてくださいね。
音声はこちら
#19-
以下が本日配信したニュースの概要と、参考にした情報の一部です。
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「パナソニックがLED電球に対し5年の長期保証、期間内無償交換を開始」
LED電球と白熱電球の簡単な光り方の違いや、LEDへの切り替えが進められたことの
振り返り、経済産業省 経済動態統計の白熱電灯、直管・電球型LEDの出荷数、
日本照明光学会による白熱灯・LEDの自主統計の出荷数比較などを行いました。
2011年7月の日経新聞より 月間のLED電球シェアが白熱電球を超えた際の記事
興味のある方がいましたら、LED照明推進協議会というのもあります。
それぞれの立場がありますから、肩入れしているのかな?
というものもあります。
白熱・LED照明ともに、わかりやすく、均等に見ているなと強く感じたのは、
照明学会さんのQ&Aでした。
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「八景島シーパラダイス経営会社が、4年後に台湾の桃園で水族館開館予定」
ニュースの紹介と、日本と世界の水族館の国際水族館フォーラム登録数(2011年)、
そして2014年にWAZA(世界動物園水族館協会)から、JAZA(日本動物園水族館協会)がイルカの捕獲にかかわり除名されそうになった際のことなどを軽くご紹介しました。
配信内で話してはいませんが、水族館はWAZAに除名されてもどうにかなるものの、動物園としてはWAZAを除名されると希少な動物の入手などに困るなど大きな問題があったそうです。結局、国内で水族館側が譲歩、JAZAはWAZAから除名されずに済んだそうです。
JAZAのHP
WAZAのHP
WAZA : World Association of Zoos and Aquariums
配信内でブログのお名前は出していませんし、詳細な情報は特にお伝えしていませんが、
こちらのブログでは、イルカ問題に関しての水族館の反応を細かく
まとめていました。
内容や、他での検索などの確認で、誠実な情報ではないかと考えています。
興味のある方がいるかもしれませんので
張り付けます。
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「京都で和ろうそくの伝統を継ぐため、ハゼノキ栽培プロジェクト」
ろうそくの種類や、和ろうそくと洋ろうそくの種類、なぜハゼノキが減っているのか、
ろうそく以外に使われる木蝋の用途などについて紹介しました。
いくつかのろうそく屋さんのブログを参考にさせていただきました。
小大黒屋さんのブログは、和洋の炎の違いや、
製造方法などの違いがはっきり分かって面白いです。
松本商店さんの記載は、ハゼノキに対する切々とした思いがきちんと伝わるような気がします。
木蝋の製造工程がこちらで見られます。
それから、こちら
筑後のアンテナ通販(?)などをなさっている方のブログですが、
ハゼノキについてが非常にわかりやすかったです。
実の大きさまではっきりわかるぺージで、文章も素敵です。
福岡八女 うなぎの寝床 | 九州ちくごのものづくりと、地域のアンテナとして。 | 泊・買・遊・見 | 【暮らし】散歩で拾う櫨(はぜ)の実。和ろうそくの原料。
Facebookになるのでリンク張り付けはちょっと。。。なのですが、
筑後ではハゼノミを収穫するちぎり子さんの募集もたまにしているようです。
興味があれば、ちくご松山櫨(はぜ)復活委員会というのを検索してみてください。
なお、ろうそくを調べていたら、ろうそく魚というのを思い出しまして・・・
すごいんですよ、乾燥させると本当にそのまま蝋燭のように火がついてしまう!!
好きな方、絶対いますよね。
WAOって画像を載せている方がいたので、ご参考まで。
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「ビッグバン直後、光は光速より早かったかもしれないことを証明するスペクトル指数発見」
こちらは、イギリスで発見されたスペクトル指数なんですが、宇宙の謎にぐっと迫れるかもしれない発見です。(観測で確認されないと、ダメなんですが・・)
こちらは、ちょうどしばらく前に読んだ「人類が知っていることのすべての短い歴史」に、いくらかわかりやすく書いてあったな、と、本棚をごそごそして、ついうっかりまた読みふけった後に、一般相対性理論についてや、ビッグバンが起こった時の余波を、私たちも見て知っているということを、さも知ったかでご紹介させていただきました。
内容的には、ちょっと古い(たぶん15年ほど前)のものなのですが、素人にわかりやすく科学の歴史を紹介してくれるところがあって楽しいです(ただし、イスラム帝国の素晴らしい天文や数学についてとか、日本の和算など英語圏にない話はあまり。。。)
基本的には、アメリカの研究者に、素人が「それってどういうことですか?」と、説明してもらったことが書かれているという内容。だから、内容的に偏りはあるのですが、科学好きだけどよくわからないという方にはおすすめです。
なお、この本の中で、まだ結果が出ていないといわれていたことなどが、今年観測によってたくさん判明しています。本の中で「いつか」と言われたことが、発見される「未来」にいる。そんな不思議なタイムラグを追ってみるのもいいかもしれませんよ
「人類が知っていることのすべての短い歴史」ビル・ブライソン
信州大学工学部 井澤裕司先生による説明。
私のような門外漢にも、わかったような気にさせてくださる(でもわからないのですが)、非常に丁寧に信号とスペクトルについて説明してくださているページです。
と、いうことで、本日の配信でお世話になったリンクなどを紹介してみました。
いかがでしょうか?
よかったら、配信聞いてみてくださいね。
11月27日 配信の長崎大のBSL-4施設建設反対に関しての色々
こんにちは、AIです。
27日配信でご紹介した長崎大のBSL-4施設建設に関わる色々の件、
配信時にお話しした場所というのが、ここ。
googlemap見て見たのだけど第一候補が坂本団地というところで、
キャンパス内なんですね。
私、郊外にある研究施設的なキャンパスだと思ったのだけど・・・・・見てこれ。
https://www.google.co.jp/…/data=!3m1!5s0x356aacd16b1daa8d:0…
建設予定地を出発点にすると、世界中から人が来る原爆資料館まで徒歩13分、近くの駅、徒歩10分ほど、
earthで見たら、周り住宅街だらけ。。。。
こういう研究施設って、感染を予防するために陸の孤島的な所じゃなきゃいけないと思うのだけど、
もし感染ルートが定まっていなかったり、ウイルスが変異したりしたら、潜伏期間が長いものの場合、自覚なく周りに感染を広げるかもしれない。
キャンパスを横切るのもこの感じだと10分かからない。
キャンパス出たら、目の前民家。
昔、アウトブレイクって映画があったけれど、
人間のすることにミスは必ずあるし、
ここのキャンパス内だけじゃなくて、海外から日本にウイルスを持ち込む際にも不安が沢山ある。
もちろん、医学的に素晴らしいことだと思うのだけど、もしもって考えると、すくなくとも周囲数十キロに普通に人が暮らしている所は止め他方がいいんじゃないかと思うのは、私だけかしら。
BSL-4の対象感染症ほど感染力はないかもだけれど、ご参考までに以下のページの中ほどのグラフ。
昨年の東京都のインフルエンザの感染増加数が目に見えてわかります。
1、定点医療機関当たり患者報告数
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu2015/
今のインフルエンザは、昔のインフルエンザに比べて弱毒性ですが、昔のインフルエンザはこの研究施設の対象になる位の恐ろしい感染症で、世界中で5000万人~1億人が死んだといわれています。
もしこの施設からパンデミックスがおこったら、薬ができるまでに日本人は生きていられるのかしら?と思います。
せめてもう少しパンデミックスが起こりにくい、人気のない所を建設予定地にするべきじゃないかな?と。
地方自治体レベルではなく、日本全体が危ういところがあるんだと考え、
危険なウイルスを扱うのだから、作るなら細心に細心の注意を払って、国として考えなきゃいけないのじゃないかな。
ちなみに、武蔵村山にもBSL-4施設があるのだけれど、そこは昭和56年にできて、昨年から稼働。今年の夏にようやく本当に動き出したようなんだけど、反対運動がすごいみたい。昔、人のいないところを求めて建てられたそうなんだけど、時と共に人が増え。。。。
うん、すぐそばに東京経済大学とかあるし。。。。
行動半径の広い若者いっぱい。
http://www0.nih.go.jp/niid/welcome/maps-mura-j.html
アベノミクスの成長戦略で、
医療の戦略的研究支援と国内規制緩和っていうのが非常に大きなものなんだけど。。。。
実際こういう動きが明らかになっていくのは背筋の凍るものがあります。
人がいっぱいいるところで危なすぎるものが取り扱われているっていうのが。。ねえ
ちなみに、武蔵村山の市長さんの要望書によれば、
施設の安全性監視の第三者機関みたいのは、
いまだにできていないっぽい・・・・・恐ろしすぎる。。。
http://www.city.musashimurayama.lg.jp/…/kouseiroudoudaijinh…
11月29日配信:日光東照宮「眠り猫の謎」判明?!
こんにちは、AIです。
11月29日の配信では、日光東照宮の眠り猫の修復が60年ぶりに終わったニュースを
紹介すると同時に、眠り猫について調べてみました。
最初は、何気なしに調べ始めたのですが、
「眠り猫の謎」解けた気がします。
普段、Voicyを聞いていただきたく、
放送の詳細はここに書いていないのですが、
今日は放送内容にいくらか加筆し、書いていきたいと思います。
家康が遺言で自分を祀るように言い残し、
秀忠が小さな宮を作り、家光が大規模にした日光東照宮。
日光東照宮で謎と言われている眠り猫。
祭神である徳川家康が眠る霊廟へつづく一番大事な入口の中央で、
眠り猫は牡丹の花に囲まれて寝ています。
うとうとと、気持ちよく眠る猫がいるその小さな門は「猫門」と呼ばれています。
東照宮ではない神社では、大きく目を見開き威嚇するような猫の彫刻が
見られることがあります。
歌舞伎などでも大きな目でぐっと睨むことは魔除けになるともいわれますが、
猫はネズミを捕る身近な益獣でもあり、
「魔除け」としてのモチーフに使われています。
ところが、東照宮の眠り猫は寝ています。
幸せそうに寝ていては、追い払うべき邪が祓えない。
何故寝ている猫が、大事なところにいるんだろうか。
ここが、まず謎と言われているところです。
*以下は眠り猫の画像です。
東照宮では、以下のような解釈だそうです。
「牡丹の花咲く下に日の光を浴びて子猫がうたたねをしているところで、
日光を現す絶妙の奥義を秘めている」(日光東照宮内看板より)
・・・・ウン、よくわからないですよね。
判じ物として、猫である意味はないのかってなりますよね。
次の謎は、この眠り猫の彫刻がある裏側に彫られているのが、
竹林の中の雀だということ。
*以下のブログに雀の写真が綺麗に載っていたのでリンクを貼り付け
日光東照宮の「眠り猫」と「雀」の関係性とは?その歴史について
「ネズミを一匹も通さない」ということから猫の彫刻をしたという説もありますが、
家康という祭神の眠る霊廟への門の内側に雀なんて、
・・・・トオシテシマッテイル ジャナイカと思いますよね。
それに、すごく賑やかそうです。
ゆっくり寝ていられないんじゃないか?って思いませんか?
猫がのんびり寝ていられるほど、平和が長く続くように、
という意味だという説もありますが、なんだかしっくりきませんよね。
で、ですね、
私、まず「猫が寝ている」ことから、「猫」と「寝ている」を分断しました。
「猫」ってどういう意味なのか。
この東照宮は、中国の影響を強く受けたものだと言われています。
当時の最先端といえば、常に中国です。
探していく中で、非常に面白いコラムを見つけました。
浙江大学の講師の方が、日中の猫文化に関して書かれているものです。
【10-07】福を手招き-中国に縁のある招き猫 | SciencePortal China
日本と同じように、魔除けとしての猫についても書かれていたのですが、
ここで、非常に興味深かったのが以下の記載です。
「「猫」は「耄耋」の「耄」(訳注:70歳のお年寄り)と発音が同じであり、このため、長寿に喩えられる。さらに富貴を象徴する牡丹又は「耋」(訳注:80歳のお年寄り)と同じ発音の蝴蝶と組み合わせた富貴耄耋の吉祥図案がよく描かれている。」
猫は、猫が描かれているだけで、「耄」「長寿」「70歳のお年寄り」を現すのです。
日光東照宮は、家康の遺言で作られた場所です。
家康は、75歳で亡くなりましたが、当時としてはかなりの長寿です。
その墓所の入り口の門で「百花の王であり、富貴を示す牡丹と共に眠る猫」は、
「高齢で亡くなった家康が天寿を全うし、そこに眠る」こと、
そのものを示すのではないかと私は思うのです。
家康の辞世の句として伝わる2首の内、1首が以下になります。
「嬉やと 再び覚めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空」
秀吉が詠んだ歌への返歌ともいわれますが、
私にはこれ、
人としての生をなくしても、
神としてゆったりと眠りながら明けていく浮世を眺める
と言っているようにも感じられました。
さて、「猫」が長寿を示すモチーフだとして、
何故、猫は「寝て」いなくてはなかったのでしょうか?
亡くなっているから。。。では、ちょっと物足りないですよね。
そして、裏に「雀」がいる理由もわかりませんよね。
そもそも、神様になった家康の霊廟前の門に、鳳凰や孔雀ではなく、
庶民的な「雀」が彫刻されたのは、何故なのでしょう?
もう一度、雀の彫刻が綺麗に写るこの方のブログを見て見ましょう。
*以下のブログに雀の写真が綺麗に載っていたのでリンクを貼り付け
日光東照宮の「眠り猫」と「雀」の関係性とは?その歴史について
雀は、竹林を遊んでおり、わきには秋明菊に見える青い花が咲いています。
中国の故事で「雀」に関するものが何かないか?
と調べたところ、ありました。
「思いがけない変化が起こる」という意味をあらわす
「雀、海に入って蛤となる」という俗信が!!!
一年中人里にいる雀。
寒くなるとあまり見なくなるのは、秋冬になると海の蛤になるからだと、
中国で言われていたのだそうです。
人から神になった家康。「思いがけない変化」。
猫の門の内側に彫られるのに、これほどぴったりな言葉はありません。
また、猫が寝ていなければならない理由もこれでわかります。
中国や日本に伝わる「蜃気楼がなぜできるのか」という伝承をご存知でしょうか?
巨大な蛤が出す「気」が、「楼閣」を築き、蜃気楼(幻)を作り出すのだと言われているのです。
つまり、猫は、門の内側にいる
「秋名菊が咲く晩秋の雀」=蛤=蜃が生み出す夢を見ているのです。
雀は蛤(はまぐり)として夢を作り出すことで、家康を守っているわけです。
と、こう考えると、猫門の向こう側がそれ以前に比較して建造物が簡素になるのも
不思議ではないと思うのです。
門の内側は、神の世界であり蜃の世界なので、人の目には見えないのだと、
そのように解釈を考えてみたのですが、皆様いかがお思いでしょうか?
私は中々悪くないと思うのですが。。。どうでしょう?
皆様の思い、お知らせください。気が向いたらぜひ、Voicy聞いてください^^
Voicy - みんなで作る新しい放送局 on the App Store
日光東照宮の境内がわかりやすい配置図を上げている方のブログがありましたので、
以下に貼り付けます。
最後のおまけ。
もう一つ思ったのは、
家康は、鷹揚な人物であるかのように言われますが、
実際には短気で神経質、臆病だったともいわれます。
若いころはすぐに切腹するとか、討ち死にすると言って家臣を困らせたのだとか。。
息子である秀忠さんは、そんなお父様の気質をご存知だっただろうなと思いますし、
お孫さんである家光は、当時としては超高齢なおじいさまのそこまでの性質は
ご存じなかったのではないか?と、思ったり。
そもそも神様になる人が、そんなに神経質だったら。。。こまりますよね。
日光東照宮は、荒魂、和魂、特に分かれていないように見えますが(HP判断)、
ご利益を願うなら荒魂の方が強いといわれますよね。。。
家康の荒魂を穏やかに蜃で眠らせる目的も、猫と雀に隠されていたのでは(笑)なんて、なんて。これは荒唐無稽すぎますが。
そんな妄想も膨らむ29日の配信でした♪
11月27日配信 日本全国小学生冬休み長短調べ
こんにちは、AIです。
11月27日は、2回配信を行いました。
アクトインディ発表、子供とのお出かけ情報サイト「いこーよ」で
0~9歳(小学校4年生まで)のクリスマスプレゼント予算に関する調査結果
を紹介。
予算の多寡は、冬休み期間の長短に関係あるのではないか?
という前提の下、全国の小学校の冬休みの期間、日数などを調べてみました。
小学校の冬休みを決めるのは、基本「市」という単位です。
全市を調べて見たかったのですが。。。いや、さすがに沢山すぎてムリデス。
と思い、県庁所在地の市を基準として調査してみました。
とはいえ、同じ市内でぶれることもあるようなので、ご了承ください。
調査方法は、各県庁所在地の市のHP、
または県庁所在地の市の小学校のHPなどです。
子供の頃、北の小学校は冬休が長く、南の小学校は冬休が短いと
習いました、北端、南端は確かにその通りだったのですが、、、
沖縄と同じだけしか冬休みがない県が、関東圏にあった(*_*;
とか、
冬休の長さベスト5に中部地方の県が混ざっているとか
、ワースト(短い)3に東北地方があるとか・・・
先生に習った
北は長くて南が短いというのが一概に言えないのだとわかりました。
ちなみに、全県で一番多い冬休み日数は(連休/連続する祝日を含める)、
約20県17日間でした(約なのは、同じ市内でも一部日数が異なることが確認されたため)。
さて、ベスト5にワースト3、どこだと思いますか?
番組音声はこちら
#16-
よかったら配信聞いてみてくださいね。
11月24日配信 石西礁湖 サンゴ礁半数死滅/サンゴ礁について
こんにちは、AIです。
11月24日の配信では、沖縄の石西礁湖のサンゴ礁の半数が、
9~10月にかけて死滅したことを受けたニュースを基に、
ニュースになるような石西礁湖ってどの位の大きさなのか、や、
簡単なサンゴ礁の生態や、現状について話しました。
サンゴ礁って、あたたかな海のイメージで、
あまり身近なものという感覚がありませんでしたが
調べてみるとここ20年ほどでとても環境が変わっているのですね。
ニュースは把握できないほど沢山あって、
知らないことは、もっと。
大事なことを言われても、
知らないことが多すぎてどの位大事なことかが
わからないって多いなってVoicyで話すようになり、
色々と調べることで一層それを強く感じています。
聴いてくださる方に、何かしらの視点やワクワクが
提供できていますように。
興味があったら聞いてみてくださいね。
番組音声はこちらから
#15-11月24日石西礁湖半数死滅 サンゴ礁について - AI
11月22日配信 小学校の理科実験事故、発生件数推移など
小学生のアルコールランプによる火傷事故のニュースがありました。
22日の配信では、20年から24年の理科事件の事故発生件数の推移や、
児童数の推移、事故内容について紹介しました。
理科の実験って、とても楽しくてワクワクするものだと思います。
授業で、観察を「しなくてはならない」と、なることで、
自分が知らなかったことへの興味が出てくることもとても多いと思います。
だからこそ、事故が起こってはならないし、無くすのではなく
どうしたら起こらないようにできるのかをしなくてはなりませんよね。
ヒヤリの裏に、無数のハッとする瞬間が隠れているという
ハインリッヒの法則の紹介などもさせていただきました。
児童数に対しての事故の割合、増えているように思います。
どうしたらなくなるでしょうね。。
気が向いたら配信、聞いてくださいね。
データ詳細は配信で話しています。
無料のラジオアプリVoicy、よろしくお願いいたします。